MPlus日本語取り扱い説明書
【一般情報】
こちらは、MPlusに付属しているユーザーマニュアルです。 Multipurpose Communication Neckband(以下「MPlus」と呼びます)、およびその設定に関する重要な情報が含まれています。 MPlusを使用する前に、安全上の注意事項を含むマニュアルを注意深くお読みください。 正しくご使用いただけない場合は、人身傷害またはMPlusの損傷につながる可能性があります。 今後の使用のためにユーザーマニュアルを保管してください。 MPlusを第三者に譲渡する場合は、このユーザーマニュアルも必ず合わせてお渡しください。
【適切な使用に関して】
MPlusは、BTインカム、ハイブリッドダイナミックノイズキャンセレーション(HDNC™)、野外活動のためのハンズフリーデバイス、モーターサイクリスト、旅行者のためのデバイス などなどを目的として設計されております。個人的な使用のみを目的としており、商業目的には適しておりません。 この取扱説明書または「MOTIKOM」ウェブサイトの説明に従ってのみMPlusを使用してください。 不適切な使用方法は、物的または人的損害をもたらす可能性があります。 不適切な使用により生じた損害または傷害に対しては、メーカーまたは販売者は、責任を負わないものとします。
1.MPlusの概要 2.MPlusの充電
※警告:怪我をする危険性があります
・MPlusが使用中の状態や濡れている状態で充電をしないでください。充電を行う前に機器が乾いていることを確認してください。
・付属している充電器、もしくは代替可能な充電器でのみ充電を行ってください。
・0~40℃の気温の場所で充電を行ってください。
・充電が完了したあとは必ずコードを抜いてください。
●初めてMPlusを使用する前や充電が切れそうなときは、フル充電を行ってください。
●MPlusは充電中は使用できません。
①USBケーブルのマイクロUSBプラグ(小さい側の端)【上記の図14】を、USB接続部【図8】に挿してください。
②USBケーブルのタイプA USBプラグ(大きい側の端)を、対応可能なUSB電源接続部(コンピューターのUSB接続部など)に挿してください。
3.ブームマイク、ワイヤーマイクの取り付けについて
ツーリングやその他の野外活動の際、埋め込み型マイク【6】に加えて、取り外し可能なブームマイク【6】もしくはワイヤーマイク【13】をご使用いただけます。
ブームマイク、ワイヤーマイクのヘルメットへの取り付け方:
①ブームマイクもしくはワイヤーマイクをヘルメット取り付け部アダプター【10】に挿してください。
※ヘルメット取り付け部アダプターは、マイクを特定の方向からのみ差し込める特別な形状をしています。 ②ヘルメット取り付け部アダプターに面ファスナー【11】の片側を取り付けてください。
※ヘルメットの丁度いい位置に調整したあと、余ったケーブルをアダプターの端に留めて適切な長さに調整することができます。 ③面ファスナーのもう片側をヘルメットの内側に取り付けてください。必ず、ヘルメットの右手側に取り付けてください。 ④面ファスナー同士を接着し、マイクをヘルメットの中に収納してください。
ブームマイク: ワイヤーマイク:
ワイヤーマイクも面ファスナーで内部に取り付けてください。 4-1. イヤージェルの取り付け方
イヤージェルを取り付けることで、周囲の音や騒音を防ぐことができ、イヤフォン装着のフィット具合を調整できます。
①耳のサイズに合わせ、イヤージェル【2】のMかLを選びます。耳に対してイヤージェルが大きいようであれば、取り外すこともできます。
②イヤフォン【3】にイヤージェルを取り付けます。
4-2. イヤーチップの取り付け方
耳を塞ぐのに丁度いいイヤーチップを使用してください。耳への付け心地を良くし、音のパフォーマンスを良くします。
①耳のサイズに合わせ、イヤーチップ【1】のMかLを選びます。
②イヤフォン【3】にイヤーチップを取り付けます。
4-3. ネックバンドの取り付け方
①ネックバンド【5】の開いている側を前にくるようにして、首の周りに巻きます。イヤーチップが取り付けられた状態のイヤフォン【3】を耳に装着します。
必要に応じて、首にフィットするようネックバンドを調整してください。ネックバンドは垂直方向に曲げて調整ができます。
5.ヘルメットの装着
①ヘルメットのストラップを外側に出してください。
②ヘルメットを装着し、ネックバンドのマイク接続部【7】にマイクを繋いでください。
マイク接続部は、一定の方向からのみマイクを繋ぐことができる特別な形状をしております。
③ヘルメットのストラップを締めてください。
6.基本操作
・以下の画像のボタンとツイストノブを操作に使用します。
・設定と使用の際、現在の状態をお知らせするための音声ガイドの音声が流れます。
・必ずこの方向(MFBボタンとHDNCボタンが右手側にくるように)で首にとりつけ使用してください。
7.電源をON/OFFする2つの方法
・方法①:VOLノブとMODEノブの両方を同時に内側に回し、手を離します。これがMPlusの電源をON/OFFする最速の安全な方法です。
・方法②:VOLノブ(左手側)を内側に4秒間回します。片手がふさがっている場合はこの方法でMPlusの電源をON/OFFすることができます。
電源を入れた際、充電の残量を音声ガイド(highハイ-高/mediumミディアム-中/lowロー-低)でお知らせします。
8.1 携帯電話とのペアリング(Phone Pairing)
①携帯電話のBluetoothをONにしてください。Bluetoothを探索可能な状態であることをご確認ください。
②MFBボタンとVOLボタンを同時に長押しし、「Intercom pairing(インターカムペアリング)」という音声の後に「Phone Pairing(フォンペアリング)」という音声が聞こえたら手を離してください。※もし長く押しすぎると、「Remote Control Pairing(リモートコントロールペアリング)」という音声が聞こえます。その音声が聞こえた際は、既に「Phone Pairing(フォンペアリング)」を通り過ぎてしまった後です。その場合は一旦ペアリングを取りやめ、もう一度最初からやり直す必要があります。
③携帯電話のペアリング可能なデバイスのリストから、「Motikom-MPlus」を選びます。MPlusが携帯電話とペアリングに成功すると、「Phone Connected(フォンコネクティッド)」という音声ガイドが聞こえます。
・最初の一度ペアリングに成功した後は、BluetoothをONにした携帯電話がMPlusのBluetooth圏内に入ると、自動的に接続されます。その際「Phone Connected(フォンコネクティッド)」という音声ガイドが聞こえます。
・MPlusが工場出荷モードまでリセットされた場合や、携帯電話のペアリングリストが削除された場合は、もう一度ペアリングを最初から行う必要があります。
・ペアリングのキャンセル:ペアリングが成功する前にキャンセルしたい場合は、MFBボタンを二回連続で押してください。
8.2 電話応答の方法
【基本操作】
【二つの着信を操作するとき】
8.3 携帯電話のAIアシスタント(Siriなど)を起動する方法
・MODEノブを内側に2秒間回すと、携帯電話のAIアシスタント機能(SiriやGoogleアシスタントなど)が起動します。
・2つの携帯電話とペアリングをした場合は、最初に接続されたほうのAIアシスタントのみが起動されます。
8.4 外音取り込みモード
外音取り込みモードでは、MPlusを取り外すことなく、電話やインカムや音楽と同時に周囲の会話や緊急車両の音などを聞くことができます。
・VOLノブを外側に2秒間回し、外音取り込みモードをONにします。
・外音取り込みモードを終了する際は、VOLノブを外側に回して手を離します。
8.5 携帯電話のメディアプレーヤーの操作方法
9.1 インカムペアリングの方法
2つのMPlus同士をインカムで接続する場合:
①MFBボタンとHDNCボタンを同時に押し、「Intercom pairing(インターカムペアリング)」という音声が聞こえたら手を離します。
②両方のMPlusがインカムの探索範囲内にあれば、自動的に接続されます。2つのMPlusが接続に成功すると「Neckband device connected(ネックバンドデバイスコネクティッド)」という音声が聞こえます。
※1分以内に接続がされない場合は、上記の手順をもう一度最初から行ってください。数回試しても接続がうまくいかない場合は、MPlusをリセットしてください。(後述の「工場出荷モードにリセット」を参照)
※ペアリングが成立する前に接続を取り消したい場合は、MFBボタンを2回連続で押してください。
9.2 インカム通話の方法
・MPlus(A)をMPlus(B)とペアリングする(「9.1 インカムペアリングの方法」を参照)
・ペアリングが成立すれば、どちらの端末からもMFBを一回押すことによって通話の開始/終了ができます。
・ペアリングしたMPlusがBluetooth圏内から離れると、ツーツーツーという3音が流れ、MPlusは15分間ペアリングされたもう片方のMPlusを探索し続けます。再び接続されるまで、30秒ごとにツーツーツー音が流れます。探索を終了させたい場合は、VOLノブを内側に一度回して手を離してください。探索を開始したい場合、もしくは再接続したい場合は、MFBボタンを一度押すか、自動接続のためにMPlusを再起動してください。
10 ノイズキャンセリング機能の使用方法
ノイズキャンセリングは5段階のレベルがあります。初期はレベル1の状態です。
レベル1:ノイキャンレベル最大(初期はこちらに設定されています)
レベル2:ノイキャンレベル大
レベル3:ノイキャンレベル中
レベル4:ノイキャンレベル小、自然に周囲音が聞こえるレベル
レベル5:外音取り込みレベル
電話中、インカム通話中、音楽を聴いている最中であっても、状況に合わせて最適なノイキャンレベルに調整することができます。
・HDNCボタンを押すごとに、ノイズキャンセリンスレベルが切り替わります。ひとつレベルを上げるにはボタンを1回押し、レベルを下げるには2回連続で押します。
11. 工場出荷モードにリセットする
①MPlusの電源が入っている状態で、HDNCボタンを8秒間押し、「Factory reset(ファクトリーリセット)」という音声が聞こえたら手を離します。
②工場出荷モードにリセットされたことを確認するには、MFBボタンを一度押してください。
注意:接続された全てのデバイスのメモリーがリセットされます。工場出荷モードにリセットした後は、全てのデバイスに再接続する必要があります。
12. 機能の優先度
MPlusを使用している間、常に優先度の高い方の機能が優先されます。
例えば、音楽再生中よりもインカム通話が優先され、インカム通話よりも電話の着信が優先されます。
13. LEDライト
MPlusの背面にあるLEDライト【4】で、接続状況や設定状態を簡単に確かめることができます。
14. 技術データ
その他のMPlusの情報
MotikomのHP:www.motikom.comをご参照ください。
安全にご使用いただくために
※警告:発火・破裂・液漏れの恐れがあります
ー内蔵されているバッテリーは、誤った使用方法をされると発火・発熱したり危険な化学反応が発生する場合があります。バッテリーを分解する、40℃以上の場所に置く、焼却するなどの行為は行わないでください。
ーバッテリーは、直射日光や熱い表面の場所を避けて置いてください。
ーMPlusを極端な温度に曝さないでください。通常の操作可能な温度は-10℃~+40℃の範囲内です。その範囲外の温度の場所では、バッテリーが発熱、破裂、発火する恐れがあります。また、このような状況下で使用した場合、バッテリーの寿命が短くなったりパフォーマンスが低下する可能性があります。
ーMPlusの充電は屋内で行ってください。
ーもしもバッテリーから液体が漏れ出した場合、肌や目や粘膜に触れないようにしてください。
ー万が一バッテリー液に触れてしまった場合は、すぐに清潔な流水で洗い流し、医師を受診してください。
※警告:怪我の恐れがあります
イヤフォンを過度の大音量で使用すると、聴力の低下を引き起こす可能性があります。
ーMPlusを使用している際、警告音、アラーム、周囲の音などが普段と違った聞こえ方をする可能性があります。状況に応じて対応できるよう、周囲の音に意識を向けておいてください。
ー運転中のハンズフリーデバイス、携帯電話、ヘッドセットなどの使用に関してはお住まいの地域の規則をしっかりご確認のうえ、ルールを順守してください。地域によっては、バイク走行中にヘッドセットやイヤフォンを使用することが禁止されている場合があります。
ーMPlusを使用している間、常に安全運転を心がけください。交通事故による怪我や死亡を引き起こす可能性があります。
ーMPlusは、無線周波数エネルギーを生成、使用、および放射する可能性があります。指示に従って使用しない場合、有害な干渉を引き起こす可能性があります。また、指定の使用方法で干渉が発生しないという保証はありません。
ー無線デバイスの使用が禁止されている場所(機内、病院など)ではMPlusをOFFにし、使用しないでください。
ーMPlusの磁気により、ペースメーカーや体内に移植された機器に影響が生じる可能性があります。そのため、ペースメーカーや体内の機器から10㎝以上は離して使用するようにしてください。
ーMPlus本体やそのアクセサリーで子供が遊ばないようご注意ください。誤飲などの恐れがあります。
ー窒息を引き起こす可能性のある小さい部品があります。3歳以下のお子様には与えないでください。
ーお子様をMPlusで遊ばせないでください。
ーMPlusを使用する際は常にその場所の法律や交通ルールを守ってください。従わずに引き起こされた全ての責任は使用者に生じます。
ーこの商品は、全ての警告やリスク、使用方法を理解した18歳以上の成年のみが使用するようにしてください。
※警告:故障の恐れがあります
ーMPlusを分解したり手を加えたりしないでください。
ー閉じられたパーツを開けないでください。ユーザーによる修理、不適切な接続、または不適切な操作が発生した場合、責任および保証の請求はできません。
ーもしMPlusが損傷した場合、製造元やカスタマーサービス、正規ディーラーにて修理を行ってください。
ー修理の際、元々のMPlusに使用されている部品と同じ部品を使用してください。MPlusには、危険から保護するための電子機器や機械が含まれています。
ー付属の、もしくは置き換え可能なUSBケーブルでのみ充電を行ってください。
ー充電中は使用しないでください。
ーご使用前に、壊れている部分がないかMPlusの外観をご確認ください。もし故障が見つかった場合は使用しないでください。
ーMPlusを落としたり、その上に座ったりしないでください。
ー水やその他の液体に浸さないようにしてください。
ー粉塵や埃のない清潔な場所に保管してください。
ーメタルやナイロンなどの固い素材、ナイフなどの先の尖った金属などでMPlusを掃除しないでください。表面を傷つける恐れがあります。
ー水やその他の液体が機構の中に侵入しないようお気をつけください。
FCCステートメント
注意: 本製品はFCC規則パート15のクラスBデジタル機器基準に準拠しています。この限度は、当該装置を業務用環境下で作動させる際に、有害な干渉を妥当な範囲で防止するために設定されています。本製品は無線周波数エネルギーを発生、使用し、また放射する可能性があります。マニュアルの指示に従って適切に取り付け、使用しない場合、無線通信に有害な干渉を及ぼす可能性があります。本製品を居住地域で使用すると有害な干渉を起こす可能性があり、この場合、ユーザーは干渉に対する措置を自費で講ずるよう要求されます。
ラジオやテレビの受信に有害な干渉が発生した場合、以下のような方法で改善を試みることができます。
・受信アンテナの位置を調整する
・機器と受信機器の間の距離をもっと空ける
・受信機が接続されているサーキットから他のものに変更する
・ラジオやテレビの技術者に相談する
米国FCCのSAR制限は平均1.6W/kgです。このSAR制限に対しRE1000S(FCC ID:2AU2ARALP9)型は試験されています。この基準における、頭部に適切に使用された際の最高SAR値は-0.07W/kgです。
EU適合宣言
これにより、AUDIKOM TECHNIK LIMITEDは、無線機器の種類の指定が2014/53/EUに準拠していることを宣言します。
EU適合宣言の全文は、こちらのURLで入手できます:www.motikom.com
Bluetoothmax、 EIRPは18.13dBmです。
ヨーロッパのSAR制限は2.0W/kgです。 MPlusもこのSAR制限に対してテストされています。
耳で使用するための製品認証中にこの規格の下で報告された最高のSAR値は0.042W/kgです。 MPlusは要件に準拠しています。
権利放棄と免責事項について